カーボン フレーム修理

PART 1

(Nov. 2014)

今回は、後輩の竹原さんが壊したカーボンフレームの修理工程を紹介します。なお、この修理は、接着剤の知識等がない人にはお勧めできません。(自己責任)

この破断、フェンスに激突した際にできたものです。特に、フレームのトップチューブのブレーキケーブル内蔵用の貫通穴に応力集中が起きたため、きれいな破断となっています。このため、修理可能と判断しました。

最初に行うのは、瞬間接着剤を使って、フレームをつなぐことから行う。 特にOK製BWは、カーボンに最適とみています。それと、浸透と仕上げ用はロックタイトの瞬間接着剤を使います。

フレームがまっすぐになるようスケールを使って補正し、瞬間接着剤(BW)を塗布して固定させる。

周りに瞬間接着剤を塗布し、サランラップを巻いてからマスキングテープで締めこむ。

内部にも瞬間接着剤を塗布する。

右側の部分は、カッターで表面を出してから瞬間接着剤(ロックタイト)を使ってしみこませる。

両サイドにマスキングテープを貼る。この間をサンディングする。

サンディングした後、へこみにエポキシを塗布する。

エポキシにガラスバルーンを混ぜてパテ状にしてから、へこみに充てんする。

硬化後、表面をサンディングして平滑にする。

PART 2

Last Update 5/31/2015