技術情報

サーボの選び方 3

(Aug. 2016)

(4)2メーター モーターグライダー(ラダーとエレベーターの2サーボ)

トルク1.3kgcmのサーボでもよいですが、ワンクラス、トルクが大きいサーボを使用します。特に0.8mmのプッシュロッドを組み込む場合の上限だと思ってください。

Keiworks15 オリジナル グライダー

スパン2000mm(V-Tailモーター グライダー、使用電圧4.8V)

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エレベーター
HS-5065MG
11.6
12.5
1.8
7.5
0.8mm(ピアノ線)
ラダー
HS-5065MG
11.6
12.5
1.8
7.5
0.8mm(ピアノ線)

K

Keiworks15のサーボ搭載


(4)2メートル グライダー(6サーボ)

2メートルサイズであっても、フラップとエレベーターサーボにはメタルギヤのサーボを選ぶことです。特に、バタフライ時にフラップを45度以上降ろすため、ギヤかけの対策としてメタルギヤが必要となります。

Omega

スパン2000mm(クロステール グライダー、使用電圧4.8V)

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エルロン
TS-1014
9.0
9.0
2.0
6.5
1.8mm(M2サイズロッド)
フラップ
HS-85MG
HS-125MG(代替)
13.0
10.0
21.9
24.0
3.0
10.0
1.8mm(M2サイズロッド)
エレベーター
HS-65MG
11.6
12.5
1.8
10.0
1.2mm(ピアノ線)
ラダー
HS-65MG
11.6
12.5
1.8
7.5
1.2mm(ピアノ線)

Omegaのエレベーター及びラダー サーボ搭載

Omegaのエルロン サーボ搭載

Omegaのフラップ サーボ搭載

(5)2.5メートル グライダー(6サーボ)

エルロン付近の翼厚が薄いため、幅の狭いサーボが必要となり、トルクは2.0kg・cm前後のものがよいです。特にHS-7115THは有効なサーボとなります。

Orion

スパン2414mm(X-Tailモーターグライダー、※使用電圧6.0V)

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エルロン
HS-7115TH
8.0
20.0
3.2
7.0
1.8mm(M2サイズロッド)
フラップ
HS-5087MH
HS-125MG(代替)
13.0
10.0
21.9
24.0
3.6
3.5
10.0
1.8mm(M2サイズロッド)
エレベーター
HS-5087MH
13.0
21.9
3.6
10.0
1.2mm(ピアノ線)
ラダー
HS-5065MG
11.6
12.5
2.0
7.5
1.2mm(ピアノ線)

Orionのエレベーター及びラダー サーボ搭載

サーボマウントを組み込んだサーボ

Orionのエルロン サーボ搭載

Orionのフラップ サーボ搭載

(5)F3J Vテール グライダー(6サーボ)

Vテールの場合、尾翼に使うサーボはトルク3.0kg・cm程度でよいと考えます。 特にフラップのサイズが大型化しているため、4.0kg・cm以上のメタルサーボが必要となります。

Tanga F3J

スパン3590mm(V-Tail F3Jグライダー、使用電圧4.8V)

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エルロン
HS-5125MG
10.0
24.0
3.5
7.0
1.8mm(M2サイズロッド)
フラップ
DS171
10.0
22.0
4.3
10.0
1.8mm(M2サイズロッド)
エレベーター
(V-Tail)
HS-5085MG
13.0
21.9
3.6
10.0
2.0mm(グラスロッド)
ラダー
(V-Tail)
HS-5085MG
13.0
21.9
3.6
10.0
2.0mm(グラスロッド)

Tanga F3Jのエレベーター及びラダー サーボ搭載

Tanga F3Jのエルロン サーボ搭載

Tanga F3Jのフラップ サーボ搭載

(6)F3J クロス テール・フライングテール グライダー(6サーボ)

フライングテールに使うエレベーター サーボは、トルクのあるサーボが必要となります。特に、「グライダーの操縦はエレベーターにあり」と言われているため、このサーボの選択が重要であるという人も多くいます。 従って、大会等の選手の機体を見学できる機会があれば、ぜひ、ここを見るようにするとよいと思います。なお、フライングテールを使用する場合は、組み込む前に作動量をチェックしてからサーボを決めることことがポイントとなります。

Xplorer2 3800 X-Tail

スパン3800mm(クロステールF3Jグライダー、使用電圧4.8V)

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エルロン
HS-7115TH
8.0
20.0
2.5
7.0
1.8mm(M2サイズロッド)
フラップ
DS171
11.0
22.0
4.3
10.0
1.8mm(M2サイズロッド)
エレベーター
HS-5085MG
13.0
21.9
3.6
10.0
1.2mm(ピアノ線)
ラダー
HS-5085MG
13.0
21.9
3.6
10.0
1.2mm(中空ステンレス)

Xplorer2 3800 X-Tailのエレベーター及びラダー サーボ搭載

Xplorer2 3800 X-Tailのエルロン サーボ搭載

Xplorer2 3800 X-Tailのフラップ サーボ搭載

エルロンとフラップサーボの取付

(7)F5J 電動Vテール グライダー(6サーボ)

電動グライダーの場合、F3BやF3Jのズーム上昇しないため、尾翼には負荷がかからないので、それほど大きなトルクのサーボが必要でないため、小型サーボで十分と思います。

Xplorer 3800E V-Tail

スパン3800mm(Vテール5Jモーター グライダー、※使用電圧5.0V

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エルロン
HS-7115TH
8.0
20.0
2.5
7.0
1.8mm(M2サイズロッド)
フラップ
DS181
11.0
22.0
4.3
10.0
1.8mm(M2サイズロッド)
エレベーター
(V-Tail)
HS-5065MG
11.6
12.5
1.8
6.5
2.0mm(カーボン)
ラダー
(V-Tail)
HS-5065MG
11.6
12.5
1.8
6.5
2.0mm(カーボン)

Xplorer 3800E V-Tailのエレベーター及びラダー サーボ搭載

Xplorer 3800E V-Tailのエルロン サーボ搭載

Xplorer 3800E V-Tailのフラップ サーボ搭載

(8)F5J 電動クロス テール グライダー(6サーボ)

軽量化をはかった機体なので、思い切ってエレベーターサーボを小さくしてもかまわないです。たとえば、エレベーターサーボをHS-5087MH→HS-5070MHとか、ラダーサーボをHS-5070MH→HS-5065MGにする手もあります。

Xplorer 2 F5J

スパン3800mm(X-Tail F5Jモーター グライダー、※使用電圧5.0V)

サーボ

mm
重量
g
トルク
kg・cm
ホーン長さmm
プッシュロッド径
(材質)
エルロン
HS-7115TH
8.0
20.0
2.5
7.0
1.8mm(M2サイズロッド)
フラップ
DS181
11.0
22.0
4.3
10.0
1.8mm(M2サイズロッド)
エレベーター
HS-5087HS
13.0
21.9
2.9
10.0
2.0mm(カーボン)
ラダー
HS-5070MH
11.6
21.7
2.5
7.5
2.0mm(カーボン)

Xplorer 2 F5Jのエレベーター及びラダー サーボ搭載

サーボマウントを組み込んだサーボ

Xplorer 2 F5Jのエルロン サーボ搭載

Xplorer 2 F5Jのフラップ サーボ搭載

最後に

このように機体別のサーボを紹介してきましたが、これらの情報が皆さんに役立ってもらえば幸いです。

Last Update 3/17/2020