技術情報
フラッター対策
(Apr. 2010)
ハンドランチグライダーのランチにおいて、フラッターに悩まされることがあります。今回は、フラッターの発生メカニズムと対策について、私なりに紹介したいと思います。 |
翼の振動
フラッターは、次の状態が連続して起こることです。 |
原因は、翼の柔らかさとエルロン自体の重心位置の問題からきています。(A→Eの繰り返しがフラッター) |
分かりやすく説明すると、次の「板の端を持った状態」で板を上下すると板は上下に振れ始めます。この状態をエルロンと想定します。すなわち、ヒンジ位置と離れた重心位置によりモーメントが発生することです。(翼端が上下すれば、エルロンは振れる) |
フラッター対策
ヒンジ位置より前側(図では左側)にバラストを付けて、エルロン自体の重心をヒンジラインに近づけることです。(マスバラストの搭載) |
今回テストしたのは、割ビシ大(0.9g)と中通し(1.4g)です。 |
Sophiaに搭載した状態 |
Oshirisについては、さらに改造する予定。 |
皆さんも一度トライしてみてください。 |
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