デルタの渡邊さん
Delta - Watanabe
(Feb. 2021)

 ラジコンと自転車の師匠である渡邊 修治さんの遺作のデルタ機を紹介します。この機体は45年以上前に作られた機体で、エレボンが組み込まれたプッシャータイプの際立って目立つ機体でした。また、ラジコン技術にも解説を投稿したと聞いています。

翼は発砲スティロール材に直接フィルムのカバリングが行われ、前縁と後縁がバルサ材で補強されています。

COXエンジンが使われています。

エンジンマウントにアルミアングルが使われています。

エレボンのミキシングは、エルロンサーボをエレベーターサーボで前後に動かすことにより行っています。

渡邊さんは、昔からデルタ翼にこだわっていました。

参考まで、私が会社に入る前に、渡邊さんは、N-62の機体製造と整備を担当していたそうです。特にテストフライト機の担当整備士(責任者)であったと聞きました。

N-62の胴体外販は薄板のため、内部に発砲スティロールを貼って補強していたと、渡邊さんから聞いています。たぶん、その接着方法をデルタ機に応用したと思われます。

Last Update 2/14/2021