SAL翼の補強

 HG-26 SAL 翼の補強方法を解説する。

左はHG-25 、右はHG-26 SALの翼

左右翼端の補強に注意、左翼に航空ベニヤ(1t)をシェアープレートとして前縁に組み込んでいる。右翼は補強なし。

航空ベニヤ(1t x 10幅)を曲げて前縁ブロック(10mmバルサ)に瞬間接着剤で接着している。この航空ベニヤがSALでの引張荷重をとるポイントになる。 なお、ギャップはスクラップバルサと5分エポキシで充填している。

下の写真は航空ベニヤをトリミングする前の状態。指かけ用パイプはこの航空ベニヤに直接接着するように取り付けることにより、引張荷重を直接航空ベニヤに伝えるようにする。

前縁ブロック(10mmバルサ)を航空ベニヤ(1t x 10 x 30)で接合、前縁側でも荷重をとれるようにする。

航空ベニヤが通しで接着されていることが見える。

右翼の接合部、航空ベニヤ(1t x 10 x 30)でつないでいるだけ。

中央翼は、航空ベニヤ(1t x 10 x 600)を通しで前縁に接着している。最終的にはカーボンロービングを中央部に両面接着して中央部の補強を行う。

リブは5分エポキシでフィレットシールを行い補強する。これを行わないとフィルムを貼った時点で、フィルムの引張りでリブが後縁バルサに食い込む結果となる。

各コーナー部は5分エポキシでフィレットシールを行い補強する。

翼端の接続は、航空ベニヤをシェアープレート(剪断補強板)として組み込む。はみ出た部分は後でカットする。今回の多めに伸ばしてあるのは写真撮影のため。

翼中央部は、カーボンロービングを両面に接着して補強する。カーボンロービングの量(長さ)は翼を曲げてみて、たわみ具合により決定する。

今回はHG-26の翼が思っているほど剛性がなかったため(10tバルサがやわなため)、左翼端から中央翼にかけてカーボンロービングを両面貼りつけて剛性アップをはかった。なおHG-25の翼は補強不要であった。

おわり

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Last Update

10/1/2011